あっ、それ私のです。

言葉ははかない

夜を駆ける

 

久しぶりに京都へ赴いた。

以前勤めていた会社の同期と食事をするためである。

 

滋賀に住んでいるそいつは酷く出不精で、どんなに頑張っても京都しか出てこない。

大阪なんて以ての外、わざわざこちらから河原町まで出向く始末であった。

 

待ち合わせたマルイの前で私にiPhoneを向ける。えいっえいっ、といって指を下から上へとスライドさせている。

 

「モンスターがいたもんで。」

「うるせえ帰ればか。」

 

訪れたのは さしみの魚紳

f:id:banban_jiiii:20160725222420j:image

おまかせコースと書かれたメニューは¥3,900と書かれている。

お手頃である。写真は2人前の造り。

ほかには汁物と八寸と〆の汁物とあった。

 

苦手意識のあった鱧は皮の臭みが全くなくて身もホロホロと舌でほぐれるほど柔らかかった。

これ程までに美味しい鱧は初めてである。

身の角もビシッと立っており、汁物のお出汁と言い八寸の盛り付けと言い、きちんとした仕事をされている料理を見るとその意識に感動するばかり。

 

過去の思い出に花を咲かせ、河原町のアヤシイ路地にあるエレファントコーヒーにてアイスコーヒーを飲み解散する。

 

四条河原町から京都駅まで、懐かしい街並みの中を歩いた。

20分ほどなので良い運動になる。

(なにかと"良い運動"とか"冷やすと美味しい"と言う人は当方の中ではオバサンに分類される)

 

2年前にはここを良く自転車漕いでいたなぁとか、相変わらずこのお店は流行っているなぁとか、涼しい夜風が吹く京都の夜思い返すのであった。

いつかまた京都で働きたいものだ。場所で変わるもんかと思われるだろうが、そういうこともあると思うのです。

 

しまりは悪いが書きたいことを書ききったのでおわる。

 

 

どろん